【オーストラリアで家購入 前編】手順と気を付けるべきポイント

オーストラリア生活

多くの人にとって、家の購入は人生で一番大きな買い物だと思います。

不動産投資が盛んなオーストラリアでは、

独身の20代の若い人たちも投資として家を買うことが珍しくありません。

私は将来日本に戻ることも考慮に入れ、こちらで家を買おうと決めました。

購入価格より高く売れる、または賃貸として残しておけると考えたからです。

その間に結婚を挟みましたが、5年前にメルボルン郊外で家を購入、

今は値段も5年前と比べ1.5倍以上上がっています。

オーストラリアでの住宅購入に関して、経験をもとにお話したいと思います。

 

 

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オーストラリアで家購入

 

日本ではお金も銀行に預金するのが普通ですが、

オーストラリアでは貯金するよりも家などに投資する形が主流です。

そして日本では多くの人にとってマイホームは “一生に一度の買い物” ですが、

オーストラリアでは同じ家を持ち続ける年数は平均で7年

それだけ頻繁に何回も家を買い換えています。

まず最初は中古の手が届く価格の家を購入、

子どもが小中学生になる頃に、最初の家を借家に出して二軒目の家を購入。

一軒目の家の賃貸収入で、二軒目の家のローンを賄うこともできます。

または一軒目ローンを払いながら家を改装して購入価格より高く売ります。

そして二軒目は最初の家より大きめの家を購入する、など。

これらはオーストラリアではとてもポピュラーな流れです。

その辺り考え方は日本のマイホームに対する考えとはやはり違いますよね。

私も、家を一生ものと考えての購入はしませんでした。

 

 

物件価格

 

オーストラリアは物価高なのもあり、家の値段は特に高いです。

都市中心部に近づくほど高騰しており、

「この家でこの値段?」なんて物件はたくさんあります。

それは家の購入価格だけでなく、賃貸も同じです。

私はオーストラリアで家を買おうと思い始めてから、

なるべく早く頭金を用意し、シェアハウスや賃貸を出ようと考えていました。

オーストラリアでは、シェアハウス → 賃貸 → 物件購入 という道を辿りましたが、

シェアハウスも私が来た当時と比べ、かなり値段が上がっています。

10年前はメルボルンシティ周辺のオウンルーム(バストイレ付)でも週$150ほどでしたが、

今はその値段ではとても借りられません。

 

 

中古物件が人気

 

日本ではマイホーム=新築というイメージがありますが、

自然災害が少ないオーストラリアでは

家の値段は落ちることがなく、中古物件が人気です。

築50年、100年の家でも中が改装されていれば倍以上の値段で売れることもしばしば。

近年、オーストラリアの新築物件は需要過多により、

安い素材で経験が浅い大工さんが建てることが多いので

早くて3、4年でガタが来ることがニュースでよく取り上げられています。

それと比べ古い物件は造りがしっかりしているものが多いので

メンテナンスが行き届いていれば長持ちします。

中古物件から始めて、投資物件として家を何件か所有している人もたくさんいます。

そのため家を買うハードルは日本より低いように思います。

不動産売買が盛んな分、話が進むのも早いです。

 

 

(仮)ローン申請

 

住宅ローンの種類に関してはブローカーに聞くのが早いのですが、

ブローカーもやはり企業側から契約金などをもらっているので、

平等なアドバイスをもらえないと思いました。

なので我が家では、家族や友人が実際利用したローンを自分たちで熟考して決めました。

重視していたのは利率はもちろんのこと、

繰り越し返済がいつでも可能なことと、オフセット口座がついていること。

オフセット口座はその口座に入っている預金分は利子が免除されるというもの。

オフセットと繰り越し返済を上手く使うことによって、ローン完済も早まります。

 

まずは仮承認(Pre-approval)の手続きをするために住宅ローン担当の方とお話しました。

買いたい家の予算はだいたい決まっていたので

これくらいのローンを組みたいと言うことで話を進めました。

この時私のお給料は繰り越し返済に回すことを考え、

夫のお給料だけで返していける範囲で考えていました。

その方が余裕ができるのと、どちらかに何かあった場合も安心だと思ったからです。

 

この住宅ローンの仮承認をもらっておくと後の手続きがスムーズということ、

家のインスペクションに行く際にも、不動産屋から真剣な買い手として見てもらえるので

競争に参入しやすいと思います。

 

 

内覧 インスペクション

 

オーストラリアで家を探す場合、ネットかローカル新聞でまずチェックします。

日本では家を購入する場合、不動産会社やハウスメーカーに行けば

お客様として手厚く扱ってもらえると思いますが、

オーストラリアでは買い手の方からどんどん動かなければなりません。

売り出し物件も自分たちで調べ、気に入った物件があれば、

不動産会社が指定した内覧日に足を運びます。

 

私たちは家を購入したい地域が決まっていたのと、予算も目安があったので

物件を絞るのはそんなに難しくありませんでした。

 

条件は

  • 戸建であること
  • 3ベッドルーム以上
  • トイレ・バスは別々
  • 広い庭があること
  • 大きな道沿いでないこと

 

できれば、

  • 2バスルーム(トイレとお風呂が2つずつ)
  • オープンキッチン
  • 古い家だったらリノベーション済み
  • ティンバーかタイルの床
  • 土地面積は500㎡以上

これらを目安にしていました。

 

家の値段は戸建>ユニット・タウンハウス>アパート の順で高くなりますが

私たちの中では一軒家以外の選択肢はありませんでした。

土地は資産になるのもありますが、

子どもを考えていたのと、犬もいるので周りに迷惑をかけないため、

庭と一軒家は絶対条件でした。

 

そしてリストアップした物件の中で優先順位をつけて

インスペクションの日(家の内覧日)を確認しました。

インスペクションは週末に集中してありますが、平日の夕方の場合もあります。

オーストラリアでは中古物件を購入する際に、他の買い手との競争があります

賃貸物件でさえも借りたい者同士で競争があったりします。

自分たちがいいなと思った家は、他の人にとってもいいなと思える家であり、

いい家ほどたくさんの競争があるので、

少し緊張気味でインスペクションへ向かいました。

 

 

人気物件はすぐに売れる

 

インスペクション中、他に見に来ている人たちもさりげなくチェックしました。

年齢、身なり、どんな目的で家を探しているのか、冷やかしなのかどうかなど。

何件か見に行った中で、とても気に入った家が一件ありました。

でもオファーを出そうか考えている間になんと売れてしまいました。

市場に出てから1週間もせずに売れてゆく家たち。

当時買い手市場とは言え、早く売れる家は市場に出てすぐに売れてしまう状態でした。

そして私たちが住んでいる地域は新興住宅地も多く、

投資家がたくさん家を買っている地域でもありました。

いい家は早く動かないと逃してしまう、ということを目の当たりにしました。

この時はショックでしたが、まだ探し始めたばかり、

大きな買い物は焦らず、またいい家が出てくるだろうと前向きに考えました。

 

 

内覧で見るべきポイント

中古物件を探す際に周りから受けたアドバイスがいくつかあります。

 

1.造りをしっかりと見る

 

築年数よりも状態重視

これは一番大事なことで、改装済みで内装や外装がきれいでも

造りがしっかりしていないと後々修繕に膨大な費用がかかることがあります。

家のオーナーも不動産屋も、売ってしまえば関係ないので、

その辺りは買い手がしっかりチェックするべきポイントです。

築年数が浅く見た目はきれいでも、造りが甘い家もあるので注意しなければなりません。

 

 

2.内側の壁の色に惑わされない

 

壁の色は家の中の雰囲気をガラっと変えます

私も家を購入し、自分たちで壁の色塗りを行って実感しました。

だからたとえ壁の色が暗かったり、前のオーナー好みの奇抜な色であっても、

後から簡単に自分好みのモダンな色に塗り替えられるので気にしないということ。

 

見るべきは造りと間取り、市場価値です。

そして家に求める条件(立地や広さ、トイレの数、庭の有無など)が揃っているか。

現オーナーが信頼できる人かどうかも結構重要なのですが、

守秘義務もあるので、これは不動産会社から巧みに聞き出すしかありません。

私たちの場合は偶然、オーナーさんに会うことができたのですがこれはまた後程お話します。

 

 

見た目で判断しない

 

ここから経験談になります。

内覧で気に入ったある物件は、庭が広く中もきれいに改装してあり購入を考えました。

しかし不動産購入に詳しい知人が一緒に見てくれた時に、大きな問題点が発覚。

それが家の中の壁にところどころ見られるヒビでした。

外から家を見ると壁と屋根が少しずれている部分があり、

これは家のベースがしっかりしていないことから来る家の傾きが原因でした。

住宅購入素人の私には、パッと見は全くわからなかったです。

この家には庭に15mもの大きな木があり、

この木の根っこが家のベースを押してしまっている可能性もありました。

ということは、水道の配管などにも後々ダメージが来ます。

この場合、家を持ちあげて基礎を立て直す必要があるので、かなりのお金が必要になります。

見た目だけで決めず、オファーを出す前に気づいて本当によかったです。

私も最初は内装だけで判断していましたが

何度か知人が一緒に家の内覧に来てくれて、見るべきところを伝授してくれました。

きれいに見えても、安く改装してあり値段相応ではない家もたくさん見ました。

何度も内覧へ行き、物件を見る目もかなり養われたと思います。

 

そして、

賃貸用の家か、オーナーさんが住んでいた家か

 

という点も重要だったりします。

賃貸用の家だと、家の設備も最低限のものしか付いてきません。

エアコンが付いていない、網戸が付いていない、フェンスが壊れている、

庭や家の中の手入れがされていないなどの場合は、住み始めてからそれなりにお金がかかります。

オーナーさんが住んでいた家だと、家自体のメンテナンスも行き届いており、

住み良いように家の中の設備も整っている場合が多いです。

物件によりますが、一度でもテナントが入ってしまうと汚くなってしまうのも否めません。

だいたい、内覧で家に入るとわかると思います。

 

長くなりましたので、二回に分けて、

次回は実際に家に購入オファーを出すところから始めたいと思います。

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