【オーストラリアで家購入 後編】オファーの流れとお金のこと

オーストラリア生活

オーストラリアで家購入【前編】はこちらから。

 

オーストラリアで家を購入する際にもう一つ学んだことは、

気に入った物件があったら、記載されている内覧日まで待たず、

不動産屋さんに連絡を入れ、個別内覧(プライベートインスペクション)を申し込むことです。

早めに動かないと、いい物件の場合は内覧日を待たずに売れてしまうのです。

 

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オーストラリアで家購入:オファー

 

気に入った物件があり、個別内覧の連絡を入れるとその日の夕方に見学できることになりました。

しかし、その物件その日朝にすでにオファーがあったとのこと。

けれどオーナーさんが受け入れず話し合っている段階で、まだ入る余地がありました。

この家は偶然にも知人の家の近所であり、オーナーがどんな人か、隣人はどんな人かなど、

事前に知ることができました。

近所にどんな人が住んでいるかなども、とても重要なことですよね。

オーストラリアは日本ほどご近所付き合いはないですが、

ご近所さんが良識的な人たちであれば、外部トラブルに巻き込まれることもそうないです。

住む家は選べても、近所に住む人たちまでは選べないですからね…。

 

内覧を行い、見るべきポイントも全て確認し、この家がとても気に入りました。

壁の色だけ気になりましたが、後からモダン色に塗り替え予定だったので問題ありませんでした。

善は急げと早速オファーを入れることになりました。

 

 

オファーの手順

オファー提示

オーストラリアでは各州によって家を買う時の手順も違いますが、

VIC州ではオファーを出す際、正式な書類にサインしなければなりません。

オファーを出したい旨を不動産屋さんに告げて、

そのままオフィスに向かい、書類を提出することになりました。

この物件はもうすでに他の買い手がオファーを入れていたのですが、

売り手(オーナーさん)がその金額に納得せず、話し合っていた段階。

競争相手がいるのは、理想の状態ではありませんでしたが、

気に入った物件だったので、迷いなくオファーを入れました。

まず競争相手(他の買い手)が提示していた購入金額より$2000ほど上の値段を提示したのですが

そうするとカウンターオファーが返ってくる可能性があり、

どんどん金額が上がることも考えられました。

このような場合少し大きめの金額を足して、競争相手を渋らせる方が効果的とのことで

予算内である、$6000高い額でオファーを出すことにしました。

そして書類にサインをし、正式にこの物件にオファーを入れました。

 

契約破棄の条件

オファー終結後に契約を破棄できる条件には

  • ローン申請が通らない場合(Subject to Finance)
  • 建物・外注検査に問題があった場合(Subject to building and pest inspection)

の2点を入れました。

家を購入する際の契約破棄の条件には、大体の人がこの項目を入れます。

 

オーナーとの値段交渉

結果はその日の夜か、翌朝には出るだろうということで、

ドキドキしながら家に帰り夕飯を食べていると不動産屋さんから電話がありました。

もう一組の買い手は私たちのオファーを受けてオファーを取り下げ、

そこからは私(買い手)とオーナーさん(売り手)との掛け合いになりました。

$6000上げたと言っても、オーナーさんが指定した売買額よりも低い価格。

やはり、もっと値段を上げない限り売れない、との答えが返ってきました。

それは予想できていましたが、答えは「ノー」でした。

それから不動産屋さんが間を取って何度もオーナーさんと掛け合い、

5、6回ほど電話がかかってきました。

何を言われても答えは「これ以上出せません。」

なぜなら、オーナーさんがあの家を早めに売りたい理由を知っていたからです。

実は内覧中に不動産屋さんから、家を売りにだしている理由巧みにを聞き出していました。

70代のオーナーさん夫婦は、旦那さんの足が悪く、リタイアメントホームに入る予定であること。

そしてこの物件、一ヶ月前に市場に出たのですが、予算越えで手が出ない価格でした。

しかし、一週間ごとに金額を下げてきていて、私たちの予算内の値段になっていました。

短期間でこれだけ下げるということは早く売りたい証拠です。

そしてこの値段になると狙ってくる買い手もたくさんいると判断し、

私たちも即行で動きたかったのです。

最初は「これ以上出せない」で通していた私たちでしたが

結局あと$1500で、ということになりそれに同意しました。

お互い譲歩し、納得する形で交渉を終わらせることができました。

オファーが通り取り合えず一安心。

この後不動産会社のネット上でのこの物件の表示が、売り出し中から契約中に変わりました。

これでもう他の人がこの物件に興味を持っても、オファーが出せない状況になります。

建物検査や本ローン申請は残っていましたが、やっと契約までこれた!という気持ちでした。

 

 

家購入最終章 オファー終結後

 

オファーを入れたのが月曜日、オファーが無事成立したのが火曜日。

その後金曜日に専門家に物件の建物検査・害虫検査をお願いしました。

検査結果は土曜日に送られてきて、問題なしでした。

この建物・害虫検査は、写真付きで家の隅々までかなり詳細なレポートが送られてきます。

全部で40ページもありました。

家の状態は良好でよくメンテナンスされてある、とのことで安心しました。

その週の金曜日にはローンが無事に下りるという嬉しいお知らせも。

先に仮ローン申請をしていたので、本ローンが下りるまでかかったのは2日でした。

そして後はコンベイヤンサー(不動産の譲渡手続きをする弁護士)が

売り手と買い手の間に立って手続きを行ってくれます。

 

 

実際購入した物件

家の条件に上げていた項目と、購入した物件を比べるとこのような感じです。

戸建てであること
3ベッドルーム以上
トイレ・バスは別々
広い庭があること
大きな道沿いでないこと

(大きな通りではないけど、学校が近くにあるので時間帯により交通量も増える。)

 

できれば、と上げていた点。

トイレ・バス2つずつ
オープンキッチン
古い家なら改装済み
ティンバーかタイルの床
土地面積は500㎡以上

ということで、ほぼ理想に近かったです。

他のプラス面としては

冷暖房完備、全窓に網戸、防犯シャッター、屋根にソーラーパネル完備、などでした。

そして徒歩15分圏内にショッピングセンター、保育園、幼稚園、小学校、中高等学校、

子どもや犬が遊べる大きな公園などがあり、立地も気に入りました。

その後内装で変えたのは壁の色と、リビングのカーペットを剥がして木の床にすること。

 

オーナーさんが18年住んでいただけあって家の中も庭もお手入れされていました。

実は個別内覧をした日に、オーナーさん(旦那さん)がまだ家にいて鉢合わせてしまったのですが

とても優しい雰囲気のおじいちゃんで、この方が住んでいた家なら信頼できると思いました。

そしてインスペクション中、「この人たちになら家を買ってほしい」と

思ってもらえるよう私たちも振舞うようにしました。

 

 

セトルメントと最終内覧

 

無事に家を購入し、実際に鍵が渡される日は、それから1ヶ月半ほど後でした。

契約してから鍵が渡されるセトルメントと呼ばれる日までは、

だいたい30日後、45日後、60日後のいずれかだと思います。

この間に、賃貸を退出する手続きなども終えました。

 

そしてセトルメントの日より少し前に、ファイナルインスペクションと言って、

購入物件の最後のインスペクション(最終内覧)を行いました。

これは契約した時に備え付けてあったものが残してあるか
(エアコンやソーラーパネルなど)

電気、エアコン、シャッター、ガスなどが正常に作動するかを確認する為のものです。

この最終内覧は、買い手の方から言わないと実施しない場合が多いので、

念のため不動産屋さんに確認しておいた方がいいと思います。

この物件のオーナーさんは、色々な機器の説明書や保証書も残しておいてくれました。

 

 

オーストラリアで家を購入して

 

20代半ばで家のオーナーになった感想は、嬉しさよりなにより、

出産した時と同じように、「やっと終わった」感が強かったです。

しかし買い手市場と言われるあの時期に市場に参入できたことは、とても大きかったです。

 

 

 

青丸が購入時期で、その後数年でメルボルン近郊の不動産価格が高騰しました。

今現在の価格だと、手を出すのを渋っていたかもしれません。

購入当初に立てた目標は、オフセット口座と繰り越し返済を使い10年以内の完済です。

 

日本では家の購入も不動産屋さんやハウスメーカーに至れり尽くせりですが、

オーストラリアでは買い手側がしっかりしていないと、上手く丸め込まれてしまいます。

賃貸探しや住宅購入も、他者との競争が付いて回るので、時によりストレスです。

住宅購入はとても大きなお金が動くため、現地での不動産購入の知識を十分身に着けた上で、

悔いのない家探しをしてほしいなと思います。

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