歯科代も国民保険などでカバーされる日本。
オーストラリアの国保にあたるメディケアでは歯科代はカバーされません。
そのため歯医者をよく利用する人はプライベート保険に入る必要があります。
しかし2歳~17歳までの子どもが歯医者を利用する場合、
政府からの補助が出るのをご存知でしたか。
子供の歯医者代補助
オーストラリア政府の補助にチャイルドデンタルベネフィットというものがあります。
これはメディケアが使える2歳~17歳の子どもに適応されます。
そして保護者が年に最低一度、センターリンクから手当を受け取っている必要があります。
多くのご家庭で、ファミリータックスベネフィットを申請していると思うので
子どもの歯科補助も受ける資格があるのではと思います。
我が家も適応されていました。
適応される治療
- 歯科検診(チェックアップ)
- 歯のクリーニング
- レントゲン
- シーラント
- 歯の詰め物
- 根管治療
- 抜歯
今回4歳の息子を初めて医者へ連れて行きました。
予約したのは歯科検診とクリーニングです。
補助はどのくらい?
この歯科補助は2年間の間に$1000まで使うことができます。
詳しい事はこちらのセンターリンクのサイトに記載されています。
どの歯医者で使える?
公立の歯医者でも民間の歯医者でも利用可能です。
私は最初レビューが良かったバルクビル内(公立)の歯医者に連絡を入れましたが、
なんと予約は2か月先までいっぱい。
他にレビューが良い民間の歯医者に連絡を入れると、すぐに予約を入れることができました。
バルクビル内の歯医者さんは、メディケアがあれば誰でも無料で使えるので、
なかなか予約が取りづらいのかもしれません。
私は予約した後で気づいたのですが、
公立と民間の歯医者では、補助を利用する際支払い方に違いがあるそうで、
- 公立 → その場で補助が適応されるため、キャッシュレス
- 民間 → 一度歯医者で歯科治療代を払い、後でセンターリンクに返金を申請
となる場合が多いそうです。
けれど今回利用した民間の歯医者さんでは、キャッシュレスで利用できました。
施設によると思うので、予約時に確認してみてください。
あとから自分で申請する手間が省ける分、歯科医院で手続きしてもらえる方が楽ですね。
審美・歯科意識が高いオーストラリア
オーストラリアだけでなく欧米圏共通の認識ですが、
日本と比べ海外では、審美歯科への意識がとても高いです。
歯並びや歯の白さなどを気にかける人が多く、歯科や審美院もよく見かけます。
オーストラリアでは歯科矯正をしている子どもの割合も多いです。
学校で働いている時も、歯の矯正器具を入れている生徒さんをたくさん見かけました。
それだけ歯並びを整えることは、こちらでは常識的なことなんですよね。
歯のホワイトニングも日常的に行っている人が多い印象があり、
スーパーのデンタルコーナーにも歯のホワイトニング用品が色々と並んでいます。
歯磨き粉ひとつとっても、ホワイトニング効果があるものが多く、よく効きます。
日本だと薬事法が厳しいため、歯磨き粉のホワイトニング成分も抑えられているそうで、
オーストラリア土産にたまに歯磨き粉を頼まれることもあります。
子どもへの歯科補助も、歯科意識が高いオーストラリアならではですね。
今回は歯科検診とクリーニングの予約でしたが、

綺麗だからクリーニングは必要ないわね。
また半年後に来てね!
とのことで、歯科検診のみの受診でした。
そしてこちらの歯磨きセットを最後にいただきました。
歯は悪くなってからでは遅いので、子どもの内から定期的に歯科検診を受けるのが大事ですね。
政府からの補助、上手に使って子どもの虫歯予防に役立てましょう。
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