オーストラリアのチャイルドケア 選び方とアドバイス

オーストラリア子育て事情

これからオーストラリアで保育園を探す予定の方、親子留学したいなと思っている方、

日本と少し制度なども違い戸惑いますよね。

オーストラリアの保育施設事情については各州多少の違いはありますが、

私がいるビクトリア州を例にお話したいと思います。

 

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オーストラリアのチャイルドケアとキンディ―

オーストラリアには子どもたちが就学前に行く保育施設が主に4つあります。

日本の保育施設に照らし合わせて紹介します。

 

チャイルドケアセンター

Childcare centre, Long daycare centre

  • 日本でいうこども園(保育園)です。
  • 民間経営のセンターがほとんどですが、病院や大学に併設されているセンターもあります。
  • 働く家庭に合わせて開いている時間は6:00~18:00。
  • 0歳~5歳(小学校入学前)までの子どもを受け入れています。

 

オケージョナルケア

Occasional care

  • 日本の一時保育と同じです。
  • 用事や買い物がある時やリラックスしたい時、1時間単位で数時間、子どもを見てもらえます。
  • 私が住んでいる地域では、カウンシル(お役所)が運営しています。ジムやショッピングセンターに併設されている場合もあります。
  • 対象年齢は0歳~5歳くらいまで。

 

ファミリーデイケア

Family daycare, FDC

  • 日本でいう家庭保育、保育ママのようなものです。
  • 管理している団体があり、適正な資格保持、そして家での保育環境が整っている保育士さんが、自宅で子どもを預かってくれます。
  • 預けられる時間は、短時間OKなところもあれば、6時間~、8時間~だったり各FDCによって違います。
  • 対象年齢は0歳~12歳。

 

キンダーガーテン・キンディ

Kindergarten, Kindy

  • 日本でいう幼稚園です。
  • 小学校に併設されているところが多いです。
  • 夏休みなどの長期休暇もあり、時間も9時~3時。毎日あるわけではなく、4歳児は週15時間と決まっています。

ビクトリア州では通常、4歳児(日本の年中さん)で幼稚園に一年通い、

5歳児(日本の年長さん)から小学校のプレップという学年にあがります。

プレップは小学生になる前の準備期間の一年で小学校0年生のような括りです。

 

チャイルドケアってどんな感じ?

 

息子はファミリーデイケアとチャイルドケア、両方通った経験があります。

現在はチャイルドケアのキンディルームで毎日楽しく遊んだり、お勉強をしています。

子どもに合う保育施設を探し出すまでもなかなか大変だと思いますが、

センターによって特色や雰囲気が子どもに合う、合わない等あるので、

何件か見学に行ってみることをお勧めします。

 

こちらは今通っているチャイルドケアセンターでのある一日です。

どこのセンターも似ていると思うので、参考にしてみてください。

  • 7:00~9:00 登園
    (朝ごはんを食べていない子は朝ごはんの用意もあり)
  • 9:00~ モーニングティー(朝のおやつ)
  • 9:30~10:30 室内活動
  • 10:30~11:30 園庭遊び
  • 11:30~ ランチ
  • 12:30~ 室内活動
  • 14:30~ アフタヌーンティー(午後のおやつ)
  • 15:00~ 早い子はお迎えが始まる。
    (15時以降は室内外で遊びながらお迎えを待つ。)
  • 17:00~ レイトアフタヌーンティー(夕方のおやつ)

 

息子は現在3歳児でキンディのお部屋にいます。

日本のこども園の3歳児部屋のような感じで、幼稚園のプログラムを取り入れて活動します。

室内活動の時間は、アルファベットを習ったり、歌を歌ったり、

自分の名前の書き方を練習したり、遊びながら数字や計算を習ったり、

先生がカリキュラムを週ごと作成してくれています。

 

特色の違い

チャイルドケアによって、音楽に力を入れていたり、のびのびと自主性を育てる方針だったり、

日本の幼稚園のように特色も各センターで違います。

スタッフさんの質などもセンターによって様々なので、その辺りも見学で感じ取れると思います。

息子が今通っているセンターは食育とスポーツに力を入れています。

 

選んだ理由

このセンターは家から少し離れているのですが、

近場のセンターを何件か見学に行ったあと、ここのセンターに決めた理由は、

  1. スタッフさんが一人一人とてもウェルカムな雰囲気だったこと
  2. 園内の雰囲気がしっくり来たこと
  3. 年齢ごとのお部屋のセッティングがしっかりされていること
  4. 食育に力を入れ、様々な種類の給食を作ってくれること

この4点が大きかったです。

給食のメニューはオーストラリアらしいピザやパスタだけでなく、

栄養を考えた様々な種類のごはんを用意してくれます。

見学に行った時もキッチンからとてもいい匂いがしました。

オーストラリアのチャイルドケアには珍しく、ランチルームがあり、

子どもたちはお昼になるとそこに移動して食事をします。

これはセンターディレクター(園長先生)が綺麗好きで、

活動部屋と食事をする部屋を一緒にせず分けたい、という思いから来ているそうですが

食事の時間を大切にする、という面でもいいアイディアだなと思いました。

 

そして毎週木曜日の午前中は、外部からスポーツインストラクターの先生が2人来て、

子どもたちと一緒に、楽しく身体活動をしてくれます。

息子を含め、子どもたちはこのスポーツの日が大好きだそうです。

 

連絡帳がない

日本では連絡帳に先生がその日の出来事などを記入しますよね。

オーストラリアでは連絡帳がありません

代わりに連絡帳の役割はウェブ上で行います

専用のアプリやサイトにその日の様子や写真がアップするセンターもあれば、

先生が文章と写真をPDFにまとめたものを、各家庭のEメールに送付してくれたりします。

息子がいるセンターは後者で、毎日10ページほどの活動レポートを送ってくれるので

お友達と楽しんでいる様子や、何をしていたか、どんなものを食べたかがよくわかります。

写真もたくさん添付してくださるので、読むのをいつも楽しみにしています。

 

 

教育の違い

多民族国家であるオーストラリアは、日本と違い、

子どもが小さなうちから個性や自主性を大切にし、尊重して育てます。

教育現場に限らず、親もそのような傾向が強いです。

日本の保育園や幼稚園では、みんな一緒に何かをする、協調性を大事にしますが、

オーストラリアの保育園や幼稚園はカリキュラムこそありますが、

もし子どもが他に興味があることや、やりたいことがあれば、

無理に一緒にさせることはありません。

 

センターのスタッフさんや、通っている子どもたちも人種や国籍は様々です。

小さな頃からこんな多種多様な環境にいたら、視野や考え方も広がっていいなあなんて

日本で生まれ育った私は少し羨ましくなったりもします。

 

探し方のアドバイス

 

私は前のお仕事で、チャイルドケアや幼稚園も回っていました。

 

実際にスタッフとして、現場を見て感じたことは、

三歳以下の子どもはファミリーデイケアをお勧めしたいなということです。

ファミリーデイケアは一人の保育士さんにつき、子ども4人までと決められています。

その為一人一人にしっかり目が行き届きやすいです。

特に0歳~2歳など子どもがまだ小さい場合は、チャイルドケアだと

先生たちもなかなかしっかり見ることができません。

そして子どもの人数が多い分、風邪などももらってきやすいです。

その点、ファミリーデイケアは子どもが少ない分、そのような心配も減ります。

私は子どもが1歳~3歳前までは、ファミリーデイケアにお世話になりました。

結果良かったなと思っています。

ファミリーデイケアは保育園、というよりも、

親戚や近所の親しい方に、子どもを見ててもらうような感覚なので、

保育士さんと親の距離が近いのも魅力的です。

「寂しいかな、かわいそうかな」という親の精神的な負担も減るような気がします。

実際にオーストラリアのチャイルドケアで先生として働いている友人も同じ意見でした。

 

小さい赤ちゃんや子どもを、チャイルドケアに預けるのが悪い、というわけではないです。

ただ、お母さんが子どもに対していきなり集団の中に入れるのが心配だったり、

しっかり見てもらいたい、という思いがある場合は選択肢の中に入れてみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

別記事では、チャイルドケア料金などについてお話したいと思います。

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