【ステップファミリー?】離婚率から見るオーストラリアと日本の結婚観の違い

オーストラリア生活

総務省が発表した統計によると、日本での夫婦の離婚率は35%前後、

夫婦の「3組に1組が離婚」、「約2分に1組が離婚」しているそうです。

ところ変わってオーストラリア、

こちらの離婚率も決して低くはなく、統計では2組に1組。

つまり結婚した夫婦の半数が離婚する結果となっています。

私も30代になり周りも結婚した同級生が多いですが、

離婚した知人もちらほらでてきています。

 

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文化背景から見るオーストラリアの離婚観

結婚より離婚の方が大変、

これは日本だけでなくオーストラリアでも言われることです。

日本では紙一枚で離婚が済んでしまうのに対し、

オーストラリアの方が様々な段階や手続きを踏まなくてはならず、大変です。

それなのに、なぜこんなに離婚率が高いのか考えてみました。

 

離婚がネガティブに捉えられていない

日本ではどちらかと言えば、離婚がネガティブに捉えられている印象があります。

離婚したことについて話すと、相手からは「大丈夫?」など

聞いたことを謝られたり、心配されることがまずあるからです。

(心配してくれているのは、素直にありがたくは思います。)

文化的な違いだと思いますが、

オーストラリアでは離婚は新しいスタートだと取る人が多いです。

離婚について話しても、相手はポジティブに捉えてくれることの方が多いので、

私もあまり気負いしません。

 

我慢しない

日本では夫婦の中が悪くても、

世間体のために婚姻関係を続けたり、

お互いが我慢したまま夫婦でいる、

または関係が冷めきっても子どものために夫婦でいる、

「仮面夫婦」のような家庭も少なくないと思います。

オーストラリアではそのような夫婦は少ないです。

例えば、この人とは合わない、他に好きな人ができた、などの理由で

夫婦の関係が破綻している場合、無理をして一緒にいることはないです。

日本では特に芸能人などが不倫で叩かれることも多いですが、

オーストラリアでは不倫が有責になることはありません。

慰謝料という概念もないので、貞操義務を問われることもないです。

離婚することに原因が必要だったり、理由を問われることもないので、

我慢を重ねたり、自分を責めたりする必要もありません。

 

 

子どもに会う権利など制度がしっかりしている

日本では離婚した場合、経済的なこともそうですが、

まず子どもの親権問題が大きな課題になることもあると思います。

私の知人で去年離婚した夫婦がいます。

元奥さん側が子どもを引き取り、なかなか面会をさせてくれないので、

男性側が不満を抱えており、「うちと全然状況が違うから、なにかアドバイス欲しい」

と相談されたことがありました。

話しを聞く限り多分、日本ではこのようなパターンはけっこうあるのかなと思いました。

 

オーストラリアでは、離婚後どちらか一方が親権を持つ、ということは稀です。

たまに離婚原因がDVだったり、何か危険に晒されている場合は、

母親か父親一方に親権が渡る場合もありますが、

一般的には離婚後も共同親権、という形を取ることが多いです。

お互いが平等に子どもと過ごす権利があります。

なので、子どもが平日はお母さんと過ごして、週末はお父さんと過ごす、とか

月の前半2週間はお母さんと過ごして、後半2週間はお父さんと過ごす、とか

学校の学期期間中はお母さんと過ごして、

夏休みや冬休みなど、長期休暇中はお父さんと過ごす、など

それぞれの状況によって、上手い具合に分担しています。

そして子どももその状況をちゃんと理解しています。

 

離婚を経験した私たちも、自然に共同親権という形を取りましたし、

私はそれに対して何の問題もありませんでした。

夫婦が離婚して、お互いが新しい生活をスタートしても、

子どもにとってはずっと母親、父親、というのは変わりないです。

 

 

ステップファミリーという家族の形

オーストラリア、離婚率も高いながら再婚率も高いです。

学校に勤務していた時は、

生徒が自分の家族のことを「ステップマム」や「ステップシスター」

などど呼んでいる場面に何度も遭遇しています。

ステップファミリーとは、どちらかが子連れで再婚した家族のことを言います。

ステップブラザーやステップシスターは、

日本でいう異母兄弟、

ステップマザーやステップファーザーは継母、継父という感じになるのかな。

血のつながりはなくても一緒に住んでいる家族が本当に多いです。

それを世間も「普通」という感覚で捉えているように感じます。

そして離婚率が高い故、周りでもバツ1ならず、バツ2やバツ3の人も

けっこういたりします。

私の自宅前に住んでいるおじちゃんは、2回結婚を経験しており、

イースターやクリスマスなど、家族のイベント事がある時には、

ステップファミリーが家にたくさん集まって楽しそうにパーティしています。

海外生活が長くても、やはり日本人の感覚を持った私から見ると、

複雑なステップファミリーの概念はなかなか受け入れづらいですけどね。

 

 

離婚は権利

今回は離婚にスポットを当てて、両国の違いを考えてみましたが、

逆に言えば日本では3組に2組の夫婦が婚姻関係を継続しているし、

オーストラリアでも半数の夫婦が離婚せずに、仲良く夫婦関係を継続しています。

一度結婚したら、離婚はやはりしないのが一番です。

けれど、こちらでは離婚も権利として認められています。

一度は結婚した仲でも、

長い歳月を経て、お互いの考えや価値観の相違があったり、

何かがきっかけでもう夫婦関係を続けられない、

と思うことは、人間として仕方がないことでもあります。

我慢しないために、

自分の人生をより良いものにするために、

「離婚」という選択をすることも、認められている権利のひとつです。

 

私たちも、考えの違いの溝を埋めるため、

決して短くはない期間お互い努力してきました。

でもその過程で、私の中では気持ちが離れたのが一番大きかったです。

以前書きましたが(参考:ご報告と今後のこと

元夫とは、手続き上揉めることなく、

今でも友人、そして子どもの親としていい関係を築いています。

 

周りのシングルの知人も、離婚に踏み出してさらに輝いていたり

新しい生活楽しんでるな、というのが伝わってくるため

私も離婚することに対して、マイナスに捉えていませんでした。

そして今はすっきりとした気分で、息子との生活を楽しんでいます。

これからの人生も自分に素直に、後悔なく楽しんでいきたいです。

 

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