2歳で発語がないけど大丈夫?バイリンガル環境での言葉の発達

子育て疑問あれこれ

育児本やネット上の意見では、

早い子は1歳半くらいから発語が始まると言いますよね。

今まで言葉での意思疎通ができなかった赤ちゃんが初めて話す言葉、

期待したり気になる方も多いと思います。

私も息子が1歳半前後から、

「いつから言葉を話すかな」「最初の言葉ってなんだろう」

と毎日気にかけていました。

しかし、息子は2歳になっても明確な発語がなく、よくネットを検索しては

 

くじこ
くじこ

発達障害だったりするのかな?大丈夫なのかな?

 

と心配していました。

今回は日本とオーストラリアを行き来し、バイリンガル環境にいる息子の

言葉の発達についてお話したいと思います。

 

 

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2歳で言葉が出ない|発語がない

 

息子は生まれはオーストラリア、

生後2ヶ月で初めて日本に3ヶ月ほど滞在して以来、

日本とオーストラリアを行き来していました。

拠点はオーストラリアでしたが、年の中で日本語環境と英語環境、

交互に浸っていた状況でした。

 

1歳以降、初めて通った保育施設は日本でした。

1歳の誕生日を過ぎてすぐから、日本の子ども園に通っていました。

そしてオーストラリアにいる間は、ファミリーデイケアに行っていました。

ファミリーデイケアは家庭保育ようなもので、詳しくは下記記事を参考にしてください。

参照:オーストラリアのチャイルドケア 選び方とアドバイス

 

母親としての役目は責任を持ってしていましたが、

私は育児がそもそも苦手で、

息子が赤ちゃんの頃は、あまり積極的な声かけは行っていませんでした。

参照:ママ友って必要?私がママ友を作らない4つの理由

 

言葉を話さない赤ちゃんに、自分から声かけをしても返事が返ってくるわけでなく、

息子が機嫌よく遊んでいるときは、自分のことをしながら一人で遊ばせていました。

けれど、1歳以降は保育園に行き始めたので、

周りからたくさんの言葉を聞いていい刺激になるだろう、と安心していました。

 

 

 

1歳半検診にて

 

 

1歳半検診はちょうど両方の国におり、タイミングがよかったので、

オーストラリアと日本、両方で受けました。

 

オーストラリアの1歳半検診は、子どもの成長確認ももちろんですが、

母親側の気持ちの変化や精神面についての確認の質問もたくさんあることに驚きました。

これは日本と少し違う点で、

オーストラリアは産後のお母さんの精神面のケアもちゃんと行っているんだなと感じました。

子どもの成長や発達に関しては、身体測定の後、

保健師さんとチェックリストに沿ってさらっと確認、

 

特に問題ないわね、じゃあ次は3歳のときにね

と言われて終了でした。

 

日本での1歳半検診は集団検診。

親子順番に保健師さんと一対一でお話しながら、

細かく子どもの成長や発達について確認している印象でした。

その質問の内容、当時1歳半の息子が全てできているわけではありませんでしたが、

そのときも引っかかる項目はなく、

保健師さんからも気になる点や、再検診のことは言われませんでした。

 

 

 

2歳 言葉が出ない

 

2歳になるまでは、男の子だし遅いんだろうなーと呑気に思っていましたが、

2歳の誕生日を過ぎても、はっきりとした発語がなく、

 

くじこ
くじこ

大丈夫なのかな・・・?

と少し心配し始めました。

 

女の子に比べ男の子は遅いと言うし、

バイリンガル環境で育っている子どもも遅れる傾向にある、

というアドバイスを見て、色々と理由をつけて安心しようとしていました。

しかし、息子と同じくらいの月齢の子がすらすらと話す様子を見て

安心しようと言い聞かせても、一度気になるととことん気になってしまう私。

悶々と考えるくらいなら、ちゃんとプロの意見を聞こう!と

日本に滞在しているタイミングで、保健師さんに相談しに行きました。

 

 

 

2歳 保健師さん、療育の先生と面談

 

私の地元には、歩いていける距離に保健センターがありました。

特に予約することもなく、息子が子ども園に行っている間に伺いました。

受付の女性の方が、どうかされましたか、と声をかけてくださったので、

「息子の言葉が出ないことが心配で・・・」というお話を簡単にさせてもらいました。

すると、在中していた保健師さんを呼んでくださり、

詳しくお話することができました。

 

(多分)不安そうに話す私に、「うん、うん」と優しくうなずきながら

真剣に話を聞いてくれる保健師さん。

 

 

日本語と英語、両方の環境で育っているから、
脳がまだ言葉を整理できてないのかな?

ずっと日本語環境で育っている両親が日本人の子でも、
3歳になってからいきなり話し出す子もいるから、
その辺はまだ心配しなくて大丈夫。

2歳だし、今のところは様子見でもいいと思うな。

 

と、このようなことをおっしゃっていました。

 

保健師さんとお話し、ポジティブな意見がもらえたことで

私も心なしかすっきりして、「もう少し様子を見てみます」と返事をしました。

しかしきっと私が、なんだか腑に落ちない顔をしていたのでしょう。

(自分では意識していませんでしたが、後から思うとそんな気がします。)

保健師さんが続けて、

 

お母さんも心配かもしれないし、先生の意見聞いてみる?

来週療育の先生が来てくれるから、もしよかったら予約しようか。

先生の意見聞いた方が、お母さんも安心できるかもね。

明るくてさっぱりしてて、いい先生だよ。

 

と提案してくださり、

せっかくの機会なので、先生との面談を予約して帰宅しました。

 

 

 

療育の先生と面談

 

面談は午前中にあり、息子と一緒に行ってきました。

お部屋に通されると、明るくてハツラツとした女性の先生が迎えてくれました。

研修で付いていた若い女性の先生も一人いて、

私と先生が話している間に、息子とずっと遊んでいてくれました。

お部屋には様々なおもちゃが置いてあり、

息子がそれぞれのおもちゃで遊んでいる様子を先生が観察したり、

先生が息子に話しかけながら一緒に遊んだりして、何か判定しているようでした。

その間も息子の発語は一切なし。

 

私が一番気にしていた、

 

くじこ
くじこ

先生、私子育てが苦手で、息子に全然時間を割いてあげられてないんです。

声かけも全然できてなくて。それが悪かったりしたのかな。

 

ということをぽろりと話すと、

 

ママ、大丈夫!私だってね、息子が2人いてもう高校生になるの。

でも息子が小さかったときは仕事が楽しくて、手をかけてなかったし、
一緒に遊んだり、話しかけたり、全然できてなかったよ。

すっごく適当だったから。だって子育て大変なんだもん。

でも、ちゃんと育ってるから何も心配ないよ。

 

海外で仕事しながら子育てもして、ママえらいよ。

私も子育て苦手で、息子たちとの時間はあまり持てなかったから、

責めちゃう気持ちわかる。

子育てってね、本当大変。

周りのママたち言わないと思うけど、みんな思ってることだよ。

くじた(息子)君がまだお話しないの、絶対ママのせいじゃないから、
気にしちゃダメ。

 

と励ましてくれて。

 

私このときちょっぴり泣きそうになりました。

多分泣きそうになるのを堪えようとして、涙目になっていたので、

先生が笑顔で、優しく肩をポンポンと叩いてくれました。

育児が苦手、子どもとの時間が取れてない、という話をしたら否定されたり、

「もっと子どもを見てあげなきゃ」と少しお説教されるのを覚悟していたので、

先生の言葉で一気に心が軽くなったのを覚えています。

 

そして、

 

今ね、ママと話しながら、くじた君の様子を見てたんだけど、
声かけたらちゃんと反応するし、よく笑ういい子ね。
ママは子育て苦手って言うけど、きっとママなりのやり方で愛情いっぱいあげてると思う。

それで、私が今見た限りではそんなに心配しなくていいと思う。

もう少し様子見てみよう。
それでまだ心配なことがあれば、またいつでも遊びにきてね。
その時に、その先のこと一緒に考えよう。

 

と言うことで、療育の先生との面談は、取り敢えず今は心配ない、

ということで終わりました。

でも、先生の言葉で悶々としていた気持ちもだいぶ救われて、

思い切って保健師さんや先生に相談しに行ってよかった、と心から思いました。

 

 

 

3歳 言葉の発達

 

その後、親友のくじみにもたびたび息子の発語について相談していました。

小学生のお子さんが2人いる子育ての先輩であるくじみ、

参照:親友くじみについてはこちらから

「きっと大丈夫だよ」と自分の経験含めいつも励ましてくれていました。

外資系企業で働く彼女は、会社にいる外国人の同僚にも、

子どもの言葉の発達に関して、経験談を聞いてくれていました。

 

くじみの同僚は中国人で、アメリカ企業の日本支社に勤めています。

(少しややこしいですが。)

中国人のご夫婦で、子どもは日本育ち、時々中国に帰る、という環境。

このご夫婦のお子さんもバイリンガル環境で育っています。

今はその子も小学生ですが、やはり2歳くらいのときは、言葉が出ない状況で、

ご夫婦とも、とても心配されていたそうです。

けれど、周りの子達と比べ、発語が遅いながらも徐々に言葉が出るようになり、

小学生になった今では、日本語と中国語を使いこなす立派なバイリンガルになったそう。

 

くじこ
くじこ

多言語環境で育っている子は、発語が遅くても心配ないんだ。

と同じような環境で育った子の経験談を聞いて、安心しました。

 

 

 

2歳3ヶ月 初めての言葉?

 

オーストラリアでファミリーデイケアに通っていた息子。

ある日、先生から動画が届きました。

そこには、先生がバナナの絵を見せるとはっきりと

「バナナ!」と言っているくじたの姿が。

 

くじこ
くじこ

おおお!話してる!バナナって言ってる!

 

早速先生に返信すると、

「よかったね!頑張って決定的瞬間動画に収めたよ!笑」と先生。

当時バナナ大好きだった息子。

最初にしっかりと話した言葉は「バナナ」でした。

それから徐々に、アップル、カーなど自分が好きなものを発語するようになった息子。

3歳になる頃には、今まで溜めていたのか、というくらい言葉のスキルが爆発し、

うるさいくらいに、日々の出来事や、自分の感情をお話してくれるようになりました。

 

言葉を話し始めた当時はオーストラリアにいたため、英語の方が強かったですが、

3歳の時日本に行き、3ヶ月日本の子ども園に通うと、すぐ日本語も話すようになりました。

子どもが小さいうちの言語能力って本当にすごいです。

言葉が爆発し始めてからは、英語も日本語も、その吸収力に驚く日々でした。

 

 

4歳の今

 

子どもが話す初めての言葉、「ママ」がよく上がります。

私は自分の一人称はずっと「お母さん」で通していました。

3歳で日本語が話せるようになってからは、息子も私のこともお母さんと呼ぶようになりました。

英語を話しているときは「マム」としっかり使い分けています。

 

バイリンガル環境と言っても、オーストラリアで過ごしている時間が長いので、

息子もやはり英語の方が語彙力も文法力も上です。

しかし日本語でも、意思疎通がしっかりとできるようになりました。

オーストラリアの保育園に行っている間は、先生やお友達とも英語で会話。

日本の保育園に行っている間は、日本語で意思疎通が取れています。

私は特に力を入れて、日本語の勉強をさせたり、通信教育をしたりしているわけではないですが、

オーストラリアにいる間も、家の中では息子に日本語で話すようにしています。

今のところは、息子もバイリンガルとして2つの言語を使い分けているようです。

 

数年前までは、息子の言葉が出ないことにあれだけ悩んでいたのが、

今は毎日うるさいくらい話す息子に、

「ちょっと静かにしてて!」とうんざりしている私がいます。

今だから、昔の自分に言えるのは、「心配しなくて大丈夫だよ」ということ

経験したからこそ、わかることですが、

当時は毎日のようにネットで

“2歳 言葉 出ない”  “バイリンガル 言葉 遅い”

などで調べ、不安になっていました。

今、もし自分の子どもの言葉が出ないことで悩んでいたり、不安になっているお母さんがいたら、

ネットの情報を見て不安になる前に、地域の保健師さんや、先生など、

専門の方に一度相談してみることをおすすめします。

プロの方に話を聞いてもらうだけでも楽になったり、

プロ目線からのアドバイスをもらうことによって、心が軽くなると思います。

 

子どもの発達は、その子の個性や育つ環境によってそれぞれ違います。

私のように、子育てが苦手で、赤ちゃんの時に全然時間を割いてあげられなくても

しっかり順調に(多分ですが)、子どもは成長しています。

 

子どもの成長や発達に何か不安があっても自分を責めずに、いくら小さなことでも

まずは専門機関に相談に行ってみてください。

保健師さんや育児関連の先生たちは、お母さんの味方なので、

きっと力になってくれると思います。

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